ハイブリッドクイック工法
公益社団法人ロングライフビル推進協会
優良補修・改修工法[施工性・経済性]YR-0006「特に優れている」取得
優良補修・改修工法[施工性・経済性]YR-0006「特に優れている」取得
高強度・高耐久性を実現する耐震外壁タイル改修技術
人の命を「安全」という性能で守り、日々「安心」を感じられるような、地震に強い壁をつくります。
ハイブリッドクイック工法の耐震性能を示す実例
数多くある建物管理団体の一団体である、社団法人マンション管理業協会の調査公表によると、2016年4月の熊本地震により、協会が管理する熊本県内572棟の既存建物のうち527棟、およそ92.1%が何らかの被害を受けている結果となっています(被害の内訳は表4を参照)。国土交通省の統計(平成28年度推計)によると、熊本県内での建築ストック総件数(RC・SRC)は、5968棟。このうち約92.1%(表4)が被害を受けていると仮定した場合、想定される潜在的な被害棟数は、約5497棟に及ぶと推測されます。
そこで弊社は、熊本地震発生以前に外壁改修工事を行った熊本県内54棟の中で、震度6以上の地域を対象とした45棟の地震被害状況を調査し、耐震性能の検証を行いました(表5参照)。その結果、地震以前にハイブリッドクイック工法にて外壁改修工事を完了している施設すべての施工部が、健全な状態であることが確認されています。
表4 熊本地震の被害状況
被害区分
| 被害棟数
| 比率
|
大破[致命的被害]
| 1棟
| 0.17%
|
中破[要大規模補強]
| 48棟
| 8.39%
|
小破[タイル剥離等]
| 348棟
| 60.84%
|
軽微[軽微な損傷]
| 130棟
| 22.73%
|
無被害[無回答含む]
| 45棟
| 7.87%
|
合計
| 572棟
| 100%
|
上記の結果より92.1%が何らかの被害を受けている結果となっています。
|
表5 HQ工法検証結果
HQ工法
| 比率
| |
被害
| 0棟
| 0%
|
無被害
| 45棟
| 100%
|
合計
| 45棟
| 100%
|
震度6以上の45棟を検証しすべて無被害
|
*調査機関:社団法人高層住宅管理業協会[現、マンション管理業協会]
ハイブリッドクイック工法 施工工程
「ハイブリッドクイック工法」は、穿孔、注入、ピンニングの3工程にて「耐震性能」と「環境技術」を搭載した価値ある耐震外壁タイル改修技術です。
仕様・形状
ストロングピン仕様
■平キャップ施工(仕上げ凸0.5mmあり)
■テーパーキャップ施工(仕上げ凹凸なし)
スモールピン仕様
■平キャップ施工(仕上げ凸0.5mmあり)
■テーパーキャップ施工(仕上げ凹凸なし)
調査および施工条件の決定
- 打音検査
- マーキング・ファイバースコープ
- ハイブリッドピン長さ決定(タイル厚、モルタル厚、空隙厚、+30mm程度)
- 施工本数の決定
- キャップの色合わせ
- 樹脂注入量の決定
ピン施工本数設定基準
- タイル陶片裏足部の浮き…1本/1枚
- 下地浮き…公共建築改修工事標準仕様書に準じる。
但し標準仕様書に該当しない場合(直張りおよび張付けモルタルと下地モルタル界面の浮き)は別途協議による。
適用範囲
部位
| ■unlimited(部位の制限なし)
|
下地
| ■コンクリート造 ■PC板 ■GRC板
その他(要協議) ■セメント成型板 ■レンガ造 ■コンクリートブロック造 |
仕上げ
| ■モルタル塗 ■タイル張 ■石張 ■硝子結晶板張 ■レンガ張
その他(要協議)
■下地に接着張りの材料 |
実績
宗像ユリックス
天神愛眼
天神給気塔